mayumi arakawa の紹介

Book & Paper Artist ブック&ペーパーアーティスト

Lily of the Valley

スズラン、谷間の姫百合。
小さな花の、純白さを表すような、高貴で上品な香りが大好き。

花言葉は「幸せの訪れ」「純潔」。

じっと見ていると、その鮮やかな白のなかに吸い込まれそうな。
あんなにも小さな一粒一粒の花は、みな正確に、鈴のかたち。
精巧で美しい神様の造形物。

鈴生りの白い花。聖母マリアの涙。聖なる香り。

美しいあのひとへの贈り物。

Inner Child から Wonder Childへ~WS in アトリエYS

5/2~6の5日間、吉田エリさんが主催するアトリエYSの表現アートのワークショップに参加した。

このアトリエでは、自分の源と切り離されてしまい、本来の自分を見失って苦しんいるすべての人に必要とされる創造性を取り戻すための様々なワークショップを提供している。”誰のためのアートなのか?”自分を縛っている枠から抜け出せなくて苦しんでいた私を救ってくれたのは、やはり、”表現することーアート”の力でした。

自分の源と繋がり、誰のためでもない、自分のなかの子どもを喜ばせる。そのために全身全霊で取組んでいくこと。
何度も落ち込むことはあっても。そして“Life is Gift.” どんなことも本当はそうなんだ。どこまで行けるかな?その感謝の気持ちを持って。
それがこれからの私の挑戦です。

Sanctuary 2018

ご興味のある方はこちらのレポート(ほぼ原文のまま)をご覧ください。

Liverpool Book Art Exhibition ‘Frankenstein or, The Modern Prometheus’ in 2018

現在、イギリスのリバプール中央図書館で開催中のリバプールブックアートの展覧会「フランケンシュタイン~現代のプロメテウス」」に出品中です。
メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」生誕200年を記念して企画されたこの展覧会。世界各国のブックアーティストたちがそれぞれのアプローチで独自の「フランケンシュタイン」をアートとしての本というメディアで表現している。

Pandora’s Box/パンドラの箱 2018

フランケンシュタインは映画の影響で、”つぎはぎだらけの醜い顔をした怪人”のイメージが定着してしまっているが、実は怪物を造った生みの親である博士の名前である。現代のプロメテウスという副題がついているのも、死人を寄せ集めて人造人間を造りだしてしまった博士の姿が、天界から火を盗んで人類に与えた古代のギリシャ神プロメーテウスと重なるところがあるからだろう。
人類が決して犯してはいけない神の領域に踏み込んでしまったフランケンシュタイン博士の行為は、禁じられた箱を開けてしまい人間にとっての厄災を解き放ってしまったパンドーラを私に喚起させた。そこで、今回のプロジェクトは箱のかたちを採用した。

箱の蓋の内外に記されたテキストは以下の通り。いずれも本文からの抜粋である。

“Did I request thee, Maker, from my clay
To mould Me man? Did I solicit thee
From darkness to promote me?-”

“A strange multiplicity of sensations seized me, and I saw, felt, heard, and smelt, at the same time”

 箱の外と内は、怪物が初めて自分の意識を持った、言い換えれば怪物が生まれた瞬間にいた森の中である。それを表すために植物の葉を顔料によるスパタリングで何層かに重ねて装飾した紙を使用した。

箱の内側の底の鏡は、水、反射するもの、写すもの、である。

丸くくり抜いたテキストは怪物の意識、言葉や細胞を、そしてそれらを繋ぐ赤い糸は血管や神経を象徴している。赤い糸が意識を繋ぐことで怪物の自我が生まれたのだ。

博士は自らの行いを後悔するが、それは既に禁断の箱を開けてしまった後のことであった。

展覧会は、8月9日まで。その後、巡回します。

Liverpool Book Art Exhibition,  celebrating the 200th anniversary of Mary Shelley’s Frankenstein / Running until 9 August.

Following the great success of 2016’s ‘Shakespeare Now’ exhibition, organisers will be celebrating 200 years since the first publication of Mary Shelley’s ‘Frankenstein or, The Modern Prometheus’ in 2018.

I’ll state my concept for this project below.

Frankenstein’s ambitious action reminded me genetic manipulation in our time. In other words, he stepped into a forbidden area beyond the power of human-being. The idea let me imagine the story of Pandora’s box. I found that there’s some similarity between the two in the point they opened a forbidden box. This is how the creature was created by Frankenstein and the reason why I applied box format in this project as well.

The box itself represents woods where the monster was born. He awoke as a man-made creature in this place.
Here’s text from the book on the box;
“Did I request thee, Maker, from my clay
To mould Me man? Did I solicit thee
From darkness to promote me?-”

When you open the lid, you see another text; “A strange multiplicity of sensations seized me, and I saw, felt, heard, and smelt, at the same time”

The tequnique I useed for the cover paper was spattering with leaves and Japanese pigments.  I think that the decorative one made in the layers of printed plants was effecitive in the use to create the atomosphere surrounded by woods.

A mirror in the box represents water or something to reflect. When the creature saw his figure reflecting in a stream, he found it was himself.

Text drops have metaphorical meanings such as the creature’s words, moreover his cells. Those drops are linked together by red thread which is a metapher as his blood or nerve. What I tried to express inside the box was the state of the monster’s consciousness. This is how I interpreted the story and reconstructed it as a book object.

2018.5.14~8.9 Liverpool Cenral Library Hornby Room

2018.9.17~2019.1.26 Kirkby Gallery, Knowsley

 

Workshop Report~『絵本作り3~完成:それぞれのお話』

ほぼ2か月にわたって取組んできた絵本作り。みなそれぞれのお話が完成しました!
ここにその一部をご紹介します。

いつもながら色の合わせ方にハッとするものや形の組合せが面白いもの。お話の中からQ&Aをつくったり、めくると何かが現れたりするなど様々に仕掛けを工夫してあるものや栞まであるものも。子供たちの個々の発想に感激!です。

初めは不安そうだった子も、全員がお話の種を見つけるのに成功し、それを育てることで仕上がった本は宝物です。そこから更に発展する物語の予感を感じさせられるものも。みんなの心に宿ったそれぞれの物語を大事にして、大きく育てていってくれることを願いつつ。

その奇跡を見せてくれたことに感謝、そしてこの機会を与えれくださり伴走してくださった先生方に、ありがとうございます。

Workshop Report~『絵本作り2~お話の入れ物をつくる』

さて、最初のお話の種を見つけてから子供たちはそれぞれの物語を視覚化していきました。

その後、それを文字に起こしていよいよ文章にしていきます。これはこれでまた苦労もあったことでしょう。出来上がった文章は、折本に清書をすることにしました。

そして今回は、絵と文をひとつにするための入れ物(カバー)を作ります。こちらは見本として作ったもの。

自作のお話を子供たちに紹介すると、し~んと真剣に聞き入ってお終いには「おお~、すごい!」という歓声と拍手が自然に!やったあ~!!と心の中で思わずにんまりとガッツポーズ。だって、作っている最中の私がドキドキワクワクして楽しかったから、きっとそれがみんなに伝わったんだね。

内側には絵と文を入れるためのポケットのほか、物語に登場する小物をコレクションしておくための窓や小さなポケットもつけました。外側は表紙・裏表紙となるので、タイトルのほか帯もつけました。

この本の面白いところは、開くと一枚の地図のようになること。一本の線の上にお話が展開してつながっているんです。
さてさて、どんなお話が語られるのでしょう。完成を楽しみに待ちます。