絵本作り

小学校3年生の国語の授業の一環として、絵本作りの指導をすることになり昨日はその打ち合わせに行く。といっても今回は、自分で作った物語を本として仕立てる方法を教えるのみ。特別な道具は使わず、各クラス50分で3年生が製本できる方法でなければならない。ということで、今回は本文紙をまとめて一度で糸綴じする「中折り一線綴じ」と半分に折った本文紙と見返しを糊付けする「絵本綴じ」を提案。前者は最終的なページのレイアウトを考えてから綴じなけれならないが、後者はペラの紙をそのまま繋いでいく場合などに便利。どちらも本の開きが良いことがメリットである。しかし、針と糸を使うのは様々な制限から考えて難しいだろうということで、今回は後者を採用することに。限られた時間ではあるが、紙の目のことや本の構造、部分の名称などについても簡単に触れることで、自分で本を作る手製本の楽しみを伝えられたらと思っている。下は、打ち合わせ用に作った見本。構造を説明しやすいように片側の見返ししか糊付けしていないが、奥が糊のみで製本した絵本綴じ。手前が糸綴じした中折り一線綴じ。

ehon