切り紙でつくる七夕飾り

明日のワークショップでは、切り紙でつくる幾何学の星のミルキーウェイのほかに薬玉もつくります。梶の葉と五色の紙紐を垂らした短冊には願いを書きます。多くは笹の葉が使用されますが、梶の木は古代から神木として、七夕祭りにはその葉に歌を書いてお供えしたものであることからそれに倣ってデザインしました。梶の木は和紙の原料として使われていたことからも書の上達を願って和歌をしたためたようです。五色(ごしき)の紙紐は、中国の陰陽五行説にちなんだものであり、「木=青(緑)・火=赤・土=黄・金=白・水=黒(紫)」をそれぞれ表していることからデザインに取り入れました。金の鈴が、ひとりひとりの願いや祈りを奏でます。

薬玉2

薬玉は、細く切って重ねた6枚の短冊をこんなふうに開いて紙玉にします。簡単な仕掛けで立体になりますね。

薬玉1