Photo Frame~What I Made~

What I made was a photo frame as a gift for my paprents’ 50th wedding anniversary.

帰省中、家族が集まるこの機会に、延期になっていた両親の金婚式のお祝いをしました。私たち子供たち皆で協力して懐かしい写真をコラージュしたアルバムをつくり、コメントや手紙を書いて贈りました。そして私がつくったのは、こちらの写真立て。

gw2

2Lサイズの市販のフレームを利用して貼り付けただけの簡単なものですが、切り絵で文字を入れ立てて飾っておけるようにしました。お祝い前日?当日?の家族が眠った後の数時間でこそこそと。あまりよい写真でないのが残念ですが、表側はマーブル紙とクロスを使って。

gw1

秋保大滝。いろいろあっても、家族皆が元気で揃って過ごせる時間はいつでもあるものではなく、貴重で大切な時間です。限定付きの与えられたギフトなのだと思います。たくさん笑って過ごした帰省でした。ありがとう。

大滝

Art Book Completion-Work in Progress 6

I am pleased to announce the art book of Narcissus has been completed at last! It was long way to come, and I considered a lot more about how each papercutting page should be put together to make the book structure work efficiently. For this, I made a few mock ups to experience if they functioned well. I also had to think carefully my procedure to go forward. This is important for making book. If your procedure is done wrong, you might have to start from the beginning again. I learned more about the right use of adhesive materials depends on kind of paper. This book will be exhibited at 7th International Artist’s Book Triennial Vilnius 2015 in Lithuania and other countries.

ようやくアートブック「Narcissus」が完成、無事リトアニアに発送されました。今回も様々新しいことに挑戦して学んだり再認識したこともたくさんあって、たとえば紙の種類によって使う糊をそれに適したものにすることとか、紙の目に沿って刷毛で塗らないと紙が丸まったり伸びて扱いにくくなるとか、普段製本する時気を付けていることではあっても、その都度紙によって何が適しているのか見極めて使用する必要があるということとか。また今回は蛇腹で表紙が全部つながっている構造にしたことで、紙の厚さや固さも考えないと全く開かないとか閉じない本になってしまう可能性があったので、試作を繰り返し本として成立させつつ、開いたときにナルキッソスの世界観や水仙、鏡、そしてそれらを内包する森の空気感をそこに表現できるようにした。蛇腹の面白いところは、展示の仕方を変えられるところにもある。箱のマーブルペーパーも今回は自作。以前作っていたものでなかなか出番がなかったので今回活かせてよかった。長い時間がかかったけれど、ほんの少し経験値が上がったかな、と思う。

boxcoverwhole1whole3

Art Book~Work in Progress2

ナル5前回に引き続き、進行中のアートブックの進み具合の記録。計画していた構造でいくか迷っていたので、ほぼ切出した本の中身をいろいろな角度から眺めたり置き方を変えたりしてしばらく寝かせていた。構造を変えて置いてみたら、最初に意図していた森に囲まれた感じが出てこれもまた面白いし、発見もあったので記録しておくことにした。Book Artには様々な定義や形態があるが、私としては本としての機能を残したいと思っているので、構造を考える際大抵「閉じられる」ということを前提にして考える。だからこの場合も、畳み方(閉じ方)を工夫しなければならないし、立てて展示することを考えると枠にはもっと強度を加える必要があるな、と思った。やはり手を動かしてやってみないと分からないものだ。

ナル全体4ナル6

 

 

New Art Book ~in Progress1

Narcissusをテーマにした本の制作中。招待参加するBook Art のビエンナーレのテーマ “Error” に合わせて、泉に映った自分の姿に恋い焦がれ水仙に化身してしまったナルキッソスをテーマにしたものにすることをすぐに思いついたものの、本の構造やイメージが固まっても長い間なかなか進めることが出来ずに苦しい時間を過ごしていた。形にしようとすると途中でどれも違うと思ってしまい、やり直そうとしてもはっきりしたイメージが掴めなかったりの繰り返しで取り掛かるまでにとても時間がかかってしまった。本の構造を考えるのはいつでもわくわくすることだが、モックアップを事前に作って試してはいても実際に紙を切出してみると予想とは違うことが起こったりなかなか思うようにはいかない。そこが面白いところでもあるんだけれど。今回は写真のように紙を重ねた見せ方にはしないんだけど、特に切り絵はこうして重ねてレイヤーにするとやはりぐっと深みが増して面白くなるなあ、と思ったので写真に撮ってみました。

ナル1ナル2

絵本綴じで作る絵本

今週の土曜日に小学3年生対象の授業を控え、今日準備のために学校へ。45分という時間と事前準備の手間を考えた結果、今回は仮製本のくるみ方である「雁垂れ(Gate Folded Cover)」 の表紙でいくことに変更。いわゆると本屋さんでしてくれるブックカバーと同じ簡単な作り方であるが、色紙の見返しもつけると結構おしゃれな体裁になる。当日子供たちは中身を絵本綴じで糊付けして作る。絵本綴じはペラの紙をのどと前小口側で糊付けしていくので、一枚ものを製本するのに便利である。糊付けする部分にはもちろん印をつけさせてから行うのだが、間違ってページがくっついて本が開かない・・・ってことにならないとも・・・。ともあれ、先生方も楽しみにしてくださっているし、私も楽しみである。

eb1eb2