Last night was the thirteenth moon which was also called ‘kuri-meigetsu (chestnut moon) in Japan. I had my first wonderful experience of looking up the moon through an astronomical telescope in the Hyakkaen garden. I could see the sea in the moon and lots of craters on her surface. It strongly reminded me the reality of her existence in the far distance from our earth. Flowers and trees were shining bright in the moonlight with the chirping of cricket. It was a sacred quietness and everything on that night was a very exciting experience for me.
昨夜(10月25日)は十三夜、中国から伝わったとされる中秋の名月(十五夜・芋名月)に対して、栗名月(後の月)とも言われている日本独自の月見の風習ということである。今年は月光浴を楽しみに、夜の向島百花園に出かけた。夜の植物園に入れる!という稀有な機会を逃してはいられない。夜空は雲一つなく澄みわたり、月光浴には最高の日となった。神々しく光る月は気高くて美しく、くっきりと眩しいほどに輝いていた。月の光に照らされると、こころの中まですべて晒されてなにもかも見透かされているような気持ちになり、ついからだが縮こまってしまうような気になるのはなぜだろう?
さて、虫の音があちらこちらからチロチロと聞こえる中、今回がほぼ初の体験となった望遠鏡での観測。見えた月の表面には、月の海と大小さまざまなクレーターがはっきりと捉えられ、そのディテイルを目にしたことで「天体としての月」そのものが急にリアルさを持って感じられ興奮した。寒くなり空気も澄んでくるこれからの時期、観測会は癖になりそうだ。
墨田区の向島百花園。江戸時代の風情が感じられます。