紙いろいろ

紙と仕事するのが好きでいろんな紙を使ってきた。和紙、千代紙、もちろん洋紙に至っても日本の紙は恐らくどの国よりも種類も豊富で印刷技術もすごいから新しい紙もどんどん進化している。つるつる、ざらざら、ぼこぼこ、ふわふわ、もわもわ、ふにゃり、てかてか、ぴかぴか、すけすけ、固い、鋭い、柔らかい、薄い、厚い、透ける。もはや字を書くだけじゃなく水をはじく、食器としても使える、かばんや衣服、もちろん家具にもなる。へえ~こんな紙もあるのかと驚いたり感心していつか使ってみようと思いながら、でも結局はもちろんその時の自分の目的に合った加工しやすい(扱いやすい)、プレーンなものを使うことが多い。私は、そのままでももちろん好きなのだけど紙をいろいろ加工して使うのがどうしても好きだし、びっくりするような加工をして格好いいものや繊細ですごいものを作っている人の作品を見たり知ったりすると興奮してどきどきして、いつか自分もすこしでも近づいてみんながびっくりするようなものを作りたいと刺激されてやる気が出るので、そういうものにいつでも出会いたいし見るのが好きだ。自分の作品もほかの人にとってそういうものでありたいなと思うのだけど、やっぱり好みというのはどうしてもあって同じ紙の加工でも加工の仕方に興味があるものとそうでないものがあってそこはとてもはっきりとしている。もちろん、いろんなものを見て知ることはとても大切だと思うので心がけてはいるし、紙を使って仕事してるんだからもっといろんなやり方を勉強した方がいいとも思ったりするけれど、興味が持てないものは仕方がない。結局それが個性ということなのかなぁと思う。ということで、紙と遊んでこんなものが出来ました。

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ただ今以下のところでお取り扱い中ですので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてください。

iichi浅草店「紙と手工芸」展 9/29(火)まで *こちらはお手に取ってご覧いだたけます。

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